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  1. 学内刊行物
  2. 東洋学園大学紀要
  3. 第11号

コレットの『牝猫』について

https://togaku.repo.nii.ac.jp/records/374
https://togaku.repo.nii.ac.jp/records/374
c9fb1de9-9efb-4159-89d7-342523a588f5
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2019-12-12
タイトル
タイトル コレットの『牝猫』について
言語 ja
タイトル
タイトル On G.S. Colette's La Chatte
言語 en
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
アクセス権
アクセス権 metadata only access
著者 遊佐, 礼子

× 遊佐, 礼子

ja 遊佐, 礼子

ja-Kana ユサ, レイコ

Search repository
Yusa, Reiko

× Yusa, Reiko

en Yusa, Reiko

Search repository
抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 この稿で考察を試みるコレットの小説『牝猫』を一番簡潔に要約すれば,子供の時から一緒だった牝猫に対する夫の愛情のために,新婚早々の夫婦が別れるという異常な物語りである。主人公は若夫婦のアランとカミーユ,アランの可愛がっている牝猫サハである。
 一人の男をめぐる女同士の嫉妬は文学作品にしばしば登場するテーマであるが,『牝猫』はタイトルの示す通り女同士の一方が猫という点が特徴である。この三角関係がどのように展開をしてゆくかを,作品の筋立てとコレットの情景描写及び表現法に沿いながら考察をする。
 三者の関係の軸であるアランの心の中で,カミーユに対する愛とサハに対する愛は,質はちがうものの,最初は同じ価値を持っている。新婚生活の夫婦の裸のつきあいが始まるとアランのカミーユへの愛は満足と誇らしさを感ずると同時に恐迫感の拡大にとりこまれてゆく。カミーユのほうは,アランの安らぎであるサハの存在に次第に耐えられなくなり,サハへの殺意を抱くようになり,実行してしまう。
 夫の愛をとりもどすためのカミーユの行為は,逆に夫婦関係を壊してしまうのである。
書誌情報 東洋学園大学紀要
Bulletin of Toyo Gakuen University

号 11, p. 97-110, 発行日 2003-03-15
出版者
出版者 東洋学園大学
言語 ja
ISSN
収録物識別子タイプ ISSN
収録物識別子 09196110
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AN10421432
論文ID(NAID)
関連タイプ isIdenticalTo
識別子タイプ NAID
関連識別子 110000991750
著者版フラグ
出版タイプ VoR
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Ver.1 2023-05-18 10:32:26.986090
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